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「和音の色 ~音作りへのこだわり」

こんにちは、はなまるミュージックの新島遥です。

突然ですが、僕はですね、「和音には色がある」と思っているんですよ。
これは、僕がピアノを弾き始めた小学校中学年の頃から、何故かずっと持っていた感覚なんです。

きっかけになったのはですね、小学校の卒業式なんかで歌われる合唱の楽曲。
たまたまなのかもしれないですが、僕の通っていた小学校では、その時期に歌われる楽曲がですね、 ことごとくみんな、ルートが「E♭」の曲ばかりだったんですよ。
これを聞いて、僕の頭の中にはいつも、子供心にオレンジ色が浮かんでいました。
曲調が暗くなると、オレンジが濃くなって、赤くなって、赤黒くなって、みたいな。
そんなことをずっと感じながら歌っていたんです。

まだコードとかルートとか、そんなの何も知らない頃。
家にあった楽譜を、見よう見まねで、元幼稚園教諭の母に見てもらいながら弾いていた頃。
それでも、楽譜の頭にフラットがつくほど、色が赤くなる、という感覚があったんです。
これが、僕の「和音の色」という感覚の元になりました。

その後、独学で色々な曲をピアノで弾いているうちに。
色を持っているのは、フラット系の楽曲ばかりではない、と思うようになってきました。
シャープ系は、付いている数が少ないほど白に近づく。
逆に、付いていくほど、青や緑といった色彩を持ってくるようになる。
そして、大量のシャープやフラットを頭に背負っている音は、紫系の色調が濃くなる、という感じに。
(あ、今はもっとずっと細かく分けてますし、これはあくまで個人的な見解ですんで、悪しからず。)



この感覚は、僕が作曲をやり始めてから、その力を強めてくることになります。
本格的に曲作りをはじめたのは、高校生の頃なんですが。
僕が何か曲を作るときっていうのは、まず心の中に、その楽曲の持つ色彩を思い浮かべるんですよ。
こんな色のシーンが欲しい、こういう色からこういう色へ展開して、みたいな 。

その考え方の元になったのは多分。
一番最初に曲を作ることになったのが、合唱部の定期演奏会でやったミュージカルのためだったから というのが大きかったんじゃないかと思ってます。
僕の作る曲の使われるシーンが決まっていたから、それに合わせた曲作りをしたわけですよね。
その時の僕が考えたのは、そのシーンの持つ色合いで。
シーンと楽曲の色を合わせて一つの舞台として表現するという感覚が、既に必要とされたわけです。

和音の持っている色がそれぞれあって、それをどう組み合わせれば曲としていいものになるか。
舞台での動き、音の動き、その色合いを意識した音作り。
この感覚というのは、歌モノでもインストでも変わらないですし。
今でもずっと、音作りをする上ですごく大事にしています。

自分の表現したいものを、頭の中で一度色彩として理解して。
それを音に変えていく。

これが、僕の音作りの中で、ものすごく大事なプロセスになっています。
音を音としてだけでなく他の感覚で捉えていくことで、自分の中で広がりを生み出しているという 感じ、と言えばわかってもらえるでしょうか。

僕の作る音には、必ず伝えたい色、シーンがあります。
「和音には色がある」
これからも、この色彩感覚を大事にしながら、1つ1つの音を紡いでいきたいと思います。